JALのマイルがたまっているけど、コロナ渦で海外旅行などに使えない。
そんな方にお勧めなのが、どこかにマイルです。通常、往復で12,000マイル以上必要な特典航空券ですが、どこかにマイルの場合、半分の6000マイルで往復分の航空券と交換できます。
しかし、行き先は4つの候補の中からJAL側が決めます。どこに行けるかわからないミステリーツアー的な要素もあります(申し込みから3日以内に行き先は分かります)。少ないマイル数でも航空券と交換できるため非常にお得です。運が良ければ人気の観光地にも行けます。
今回は、どこかにマイルで行った釧路の旅を紹介したいと思います。
- 京急で羽田空港へ
- 混雑する羽田空港
- バスで飛行機へ
- 機内
- 釧路到着
- 釧路駅から出発
- 花咲線に乗車
- 車窓には雄大な北海道の海
- 車内販売
- 根室駅
- 根室はなまるでお寿司を食べる
- 日本最東端の駅、東根室駅へ
- 釧路駅到着
- 釧路駅前に宿泊
- 釧路市観光
- 空港でザンギ
- 東京へ
京急で羽田空港へ
羽田空港へ行くルートはいくつかあります。今回は横浜から羽田空港まで一本で行ける京急を利用して羽田空港へ行きました。
京急の特急で羽田空港へ
混雑する羽田空港
羽田空港へ着いたのは搭乗の1時間半前ほど。ラウンジでゆっくり過ごそうと思っていましたが、なんと手荷物検査場が大混雑。
朝のラッシュ時間帯であること、緊急事態宣言明けであることなど考慮して少し早めに空港についてつもりでしたが、多分300メートルくらい並んでいました。
手荷物検査の強化を行っているため、通常より時間がかかっていました。ゆっくりラウンジで過ごすつもりが、手荷物検査終了後は直接搭乗口へ向かわなければいけませんでした。
搭乗予定の飛行機に乗れるかひやひやしながら並んでいました。
コロナ禍で検査場が閉鎖しているのも混雑した原因です。
バスで飛行機へ
この日搭乗した飛行機は沖止め。搭乗場所までバスで移動します。
ほぼ1年ぶりの飛行機です。タラップを上るのも何年ぶりでしょう。おにぎり型のエンジンが特徴のボーイング737型機に搭乗します。
機内
この日はボーイング737型機。窓際の非常口座席を予約しておきました。
釧路まではゆったり空の旅。
この日は手荷物検査場混雑のため、出発が遅れました。
釧路到着
釧路空港に到着しました。
北海道の東にある平野、機内からも栄えていることがわかります。
釧路空港の玄関には熊のオブジェがありました。結構大きくて怖い。
この日の気温は11度。一応2桁ありました。秋の釧路はそんなに寒くありませんでした。
このあとは、空港連絡バスに乗り釧路の中心地、釧路駅に向かいます。
不動産屋さんの看板(ビックに直行!)が目立つ釧路駅。昔のJRの建物という印象の駅舎です。駅前には意外とタクシーがとまっています。
釧路駅から出発
道内5番目(2018年)の釧路市から北海道最東端の市である根室市に向かいます。
釧路は道内5番目の人口を誇るだけあって、札幌へ向かう特急列車の始発駅になっています。
特急おおぞらにも乗車したことがあります。
花咲線に乗車
釧路から根室までの間の根室本線。愛称として花咲線と呼ばれています。
大自然の中をたった列車1両で行くことで、普段では見れない光景が広がります。
まさに、地球探索鉄道
この日はたまたま2両でした。(後ろは貸し切り)
車窓には雄大な北海道の海
この日は少し混んでいたため、途中まではロングシートに乗車していました。
席が空き、進行方向右側の窓から車窓を眺めます。
車内販売
厚床からまさかの車内販売がスタートしました。厚床駅からカートが入ってきて、車両後方のロングシート部分で販売していました。
おしぼりとメニュー表を配っていました。メニューはコーヒーやお菓子、お弁当なども売っているそう。日によって違うみたいですね。
車内販売は、終点の根室駅までやっていました。
線路のそばの牧場。列車が通過する際も、乳牛はゆったりと草を食べていました。
根室に到着しました。赤と白のコントラストがきれいですね。
根室駅は日本最東端の有人駅です。
しっかりと看板もあります。
根室駅は入場券を販売していないため、ホームの見学ができません。ホームで写真を撮りたい方は、列車に乗車して根室駅に行きましょう。
まだお昼でしたが、日が傾いていました。日が昇るのが早いだけあって、落ちるのも早いです。
根室駅
根室は日本の東端にある市で、朝日に一番近い街です。当然ながら、夕日も一番近い街。
このときは13時くらいでしたが、思いのほか夕日のような傾き方の太陽です。
根室駅は入場券を販売していないので、この写真を撮りたい方は列車に乗りましょう。
根室駅の外には真っ黄色なポストがありました。ここから出せば幸せになるのだろうか・・・。
根室駅から徒歩10分のところにあるお寿司屋さん、根室はなまるへ向かいます。
駅から伸びる道道312号線と国道44号線の合流点には、北方領土返還を求めるオブジェがあります。ここまでくると北方領土は目と鼻の先。
今回は行きませんでしたが、納沙布岬へ行けば北方領土が見れそう。いつか行きたいと思います。
北海道の道は広いですね。片側2車線で、歩道も同じくらい広い。そして道もまっすぐ。
歩道橋からは海が見えました。広い道をゆったり歩いていると目的のお寿司屋さんがありました。
根室はなまるでお寿司を食べる
根室花まるは、道内では札幌・函館・根室など、東京にも出店しています。
回転ずしですが、基本は注文票を書いて渡すスタイルみたい。
北海道らしく、花咲ガニの軍艦等もありました。
インカのめざめのポテトフライは、ポテト自体が甘く、まるでサツマイモを食べているようでした。少し高いですが、おいしいので注文してみてください。
食べた後は駅に戻ります。
根室駅に発着する列車は6本。終電は19:04です。快速でも釧路まで2時間以上。根室釧路間は遠いです。
日本最東端の駅、東根室駅へ
お寿司でお昼ご飯を食べた後は、少し時間を潰して日本最東端の駅、東根室へ向かいます。
根室駅から東根室駅は徒歩で行けます。(真冬でなければ)
根室駅から東根室駅までは徒歩で25分ほど。Googleマップを頼りに向かいます。
東根室駅に行く前に根室本線の車止めを見ました。
根室駅から札幌駅まで、484km、東京まで1600km以上あります。
踏切がありますが、ほぼ通らない路線。遮断機が下りている方が珍しいと思います。
徒歩30分弱で東根室駅に着きました。上に見える手すりが駅です。
ちょうどタイミングよく、根室行きの列車が入線しました。
根室駅で折り返す列車に乗車するので東根室駅で少し待ちます。
東根室駅のホームに立ちました。これで最東端の駅に到達です。
東根室駅は、板張りのホームで屋根もありません。風が強い日や雨・雪の日は待っているだけで体力を奪われます。東根室駅へ行くときは天気予報も気にしましょう。
夕日も沈み、一人ホームで列車を待つのはさみしいものです。
根室方面から列車が来てくれた時は安心しました。
JR北海道の列車と東根室駅のホームは合いますね。なくならないでほしい光景です。
釧路駅到着
釧路駅に到着です。帰りは日も沈んでおり、暗かったため車窓は撮りませんでした。(撮っても真っ暗でした)
根室からくると釧路が栄えていることがわかります。釧路駅は駅舎が立派で、札幌からの特急も停まります。
釧路駅前に宿泊
花咲線で、日本最東端の駅「東根室」から釧路駅に戻りました。時間はすでに19時を回っています。
釧路駅から徒歩5分の東横インに行きます。
駅から近くて安いホテルです。
この日はホテルの近くにあるセイコーマートで夕飯を調達。スパゲッティやカップ麺を購入しました。
あと、北海道の秋の風物詩、サッポロクラシックの富良野ヴィンテージ。
サッポロクラシックは北海道限定のビールです。(最近は関東でも北海道フェア等で売っていますが。)
デザートにはクレープとソフトカツゲン
夕ご飯を食べた後はテレビを見て寝ます。
翌朝は、東横イン名物の朝食。味は、・・・
釧路市観光
飛行機の時間まで少しあるので釧路市内を観光します。
北海道三大名橋の一つの幣舞橋。釧路市内を流れる釧路川にまたがる橋です。
奥に見える黄色い建物、ANAクラウンプラザホテルです。
時間が微妙にあまり、早めに空港に行くことにしました。
空港でザンギ
釧路空港は、たんちょう釧路空港が愛称です。たんちょう以外にもいろんな動物の模型があります。
釧路空港には、航空会社とクレジットカードのラウンジがありません。
そのため、昼食と荷物検査前の時間つぶしに空港内のレストランに行きます。
早速サッポロクラシックを頼みます。やはりビールサーバーで入れたビールはおいしいです。缶から直接飲むと、少し炭酸が強い気がしますが、ビールサーバーで入れると程よく炭酸が抜けるのと、クリーミーな泡を味わえます。
北海道でザンギと言えば、札幌を思い浮かべる方もいらっしゃると思いますが、釧路が発祥だそうです。
ビールとザンギの組み合わせはベストです。
ザンギを食べた後は、お土産を買い手荷物検査場へ向かいます。
釧路空港の手荷物検査場は1か所です。少し混んでいましたが、羽田空港のような大幅な待ち時間にはなりませんでした。
東京へ
帰りもJALのどこかにマイルで取得した特典航空券で東京に帰ります。
行きはB737でしたが、帰りはB767と大型化していました。しかも国際線機材。クラスJに変えたかったですが残念ながら満席。窓際の席で東京に帰ります。
飛行機の貨物室に荷物を入れるためのベルトコンベアーには、「くしろよろしく」の回文が書いてありました。
よく見ると、天井に「釧路空港へようこそ」とも書いてあります。
機内に入ります。
ほっくチーズは北海道のお菓子で、チーズが入ったお饅頭です。制限エリア内のBLUE SKYにひとつずつ売っていました。機内のお供にお勧めです。
預け荷物は無いのでそのまま出口へ。
毎度思いますが、この瞬間が一番寂しい。今度いつ旅行に行けるかわかりませんが、また旅行に行きたくなる瞬間でもあります。
どこかにマイルで行く釧路の旅は今回で終わりです。
ありがとうございました。